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顎関節症の治療で MRI

今までは顎関節症の治療と言うと、マウスピースを入れる位の簡単な対症療法しかありませんでした。

40年位前から噛み合わせと顎関節と全身との関係を問題にする歯科医療が流行りました。当時は外国から全身の力と噛み合わせの問題を研究し、提唱する先生方が来日され講演会などを行っていました。

私自身も30年前にまずは上の歯を全部削り大きくし、その後下の歯も全部削って、歯の高さを高くしました。これによって顎関節が楽になり、体に力が入るようになりました。

しかし1番良いのは矯正で歯の位置を変えることができれば1番ベストです。

最近とうとうMRIをとって顎関節の状態を見ながら矯正で歯を動かすと言う方法が始まりました。

今までのワイヤー矯正ではそこまでは難しかったのですが、今のマウスピース矯正であれば空間的に1番良い位置へ歯を移動するという事は、自分の歯を削ったりする必要もなくなりました。

MRIを利用して診断分析し、噛み合わせを治す。これは素晴らしい治療だと思います。